僕にとってレザークラフトはここから始まりました。
レザークラフトには憧れつつも、必要な素材や道具すら分からない…とりあえずコインケースのキットを購入して始めてみようか、みたいな状況でスタートしました。
それから5年が経過。
ブランクがあるので実質的なレザークラフト暦はそんなに長くないですが、道具や技術・知識は当時よりだいぶ増えました。
クタクタになりレザーのいい味を出している最初に作ったコインケースを眺めていると、作ったときのことを思い出します。
そして同時に「今だったらここはこうするな」と手直ししたい欲も出てきました…
ということで、今回は5年前に作ったコインケースの手直しをしたいと思います!
5年前に作ったコインケースの手直し
分解とメンテナンス
まずは分解。
こんなに単純なパーツ構成でも、作った当初はワクワクしたものです。
ピュアホースオイルを塗り込みます。分解した状態でないと届かない部分に重点的に塗っておきます。
今更な気もしますが、床面にトコノールを塗ります。当時は床面やコバを磨くってことすら知りませんでした。
メンテナンスはこれくらいにして、組み立てに移りましょう。
パーツ取り付けと手縫い、コバ磨き
蓋のマグネットを再び取り付けたら、縫い代にゴム糊を塗っていきます。これも当時やってませんでした。
それでは手縫いをしていきます。確か最初に作ったときは#6を使っていましたが、今は太い糸が好みになので#0を使います。
当時youtubeで縫い方の動画を観ながら縫ったのはいい思い出。
縫い終わったあとはコバを磨いて終了です。
完成!
これで完成です。
パッと見た感じでは大きな変化はないのですが、メンテナンス前後で細部に違いが出ていると思います。
ちなみに作って1ヶ月後の様子はこんな感じでした。この時点で「マグネットやコバの黒ずみがいいですねー」とか言ってたのが少し恥ずかしい(笑)まだピカピカじゃないですか!
まさか2500円で買ったキットのコインケースがここまで使えるとか思っていませんでした。
次の5年後にはどんな姿になっているんでしょうか?変化が楽しみです。
そのときには、今よりレザークラフトの腕が上がっているといいなぁ。
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