修行中の僕がホリエモンの「多動力」を読んで学習効率について考えた

ホリエモンこと堀江貴文さんの「多動力」が最近話題ですね。僕も早速読んでみました。

全体を通して違和感なく、スムーズに納得できる一冊でした。本書のテーマをざっくり言えば、「とにかく多くのことを実行し、ワクワクしながら生きよう」だと僕は思います。ワクワクしながら生きるって大切ですけど、難しいですよね。

非常にいい本でしたが、木工職人として修行中の僕だからこそ、書いておきたいことがあります。

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修行するべきか、専門学校に行くべきか

10年が3ヶ月に短縮された寿司職人の修行

第1章では、日本人の大好きな「石の上にも三年」の考え方に異を唱えています。具体例として挙げられたのは寿司職人。

寿司職人といえば「飯炊き三年、握り八年」。一人前になるには10年以上の修行が必要だと言われてきました。ところが、現在は専門学校で3ヶ月勉強すれば一人前になれると堀江さんは言います。これはさすがに特異な一例で、誰もが3ヶ月で一人前というわけではないしょう。でも、技術を学ぶ期間が短縮されているのは確かだと思います。

10年が3ヶ月になっても大丈夫なのか。疑問に思いますが、修行におけるあらゆる無駄が省略され、非常に効率よく学習できるため、短期間でもそれなりの技術が身につくようです。

さて、ここでいう「無駄」ですが、寿司職人で言えば「卵焼きを焼くことに何年もの時間を費やすこと」とのこと。

うーん、これが無駄か否か、意見の分かれるところでしょう。

「卵を焼くことにだって学ぶべきことが詰まっている」そんな声が聞こえてきそう・・・修行中の僕としても同じことを言ってしまいたい!でも、感情的にならず、冷静に考えてみる必要があります。

その「学ぶべきこと」は卵を何年も焼かなければ学べないことなのでしょうか。つまり、卵を焼かないとダメなのか、数ヶ月ではダメなのか。もっと別に効率よく学べる手段はないのか。

きっと寿司職人の専門学校を設立した方々はそう考えたはずです。そして、もっと効率のよい方法があったんでしょうね。結果として、専門学校から優秀な寿司職人が生まれているわけですから。

「短期学習=効率がいい」ではない

上記の寿司職人の例を出されると、学校行って効率よく勉強するのがスマートな気がしてきます。確かに、修行で身につけたい技術が専門学校で学べるなら、そこに行った方が手っ取り早いですよね。

でも、業界によってはレベルが低い専門学校しかない場合があります。

というのも、世の中には、特定の人だけが持つ技術があり、書籍やネットで共有されていない情報が山ほどあるからです。現時点で、体系化や言語化されていないものを専門学校で短期間で教えることは困難でしょう。数年後には状況が変わっているかもしれませんが・・・

求めている技術を短期間で学び切れるならば、専門学校を選ぶに越したことはありません。でも、期間を短くしたばかりにクオリティの低い学習時間を過ごしては本末転倒ですよね。

プロセスが整備され、誰にとっても効率のよい学習があるのかどうか、注意して考える必要があります。短期間で学べるってことは、必ずしも効率のよい学習とは限らないということです。

修行した方が効率がいいと僕は考えた

木工の世界の話をしましょう。例えば木を削る場合、ノミとカンナより、コンピュータ制御の工作機械の方が速いし精確です。ノミ・カンナの使い方を学ぶのは無駄で、コンピュータ制御について学習した方がスマートでしょう。

ところが、コンピュータ制御を使いつつ、僕が求める木工技術が習得できる学校は、今のところない(はず)。さらに言うと、ノミ・カンナの使い方も十分学べるかあやしい・・・

つまり、効率のよい学習ができる学校がないのが現状です。

一方で、最近は修行の方も効率よく技術が身につくようになってきているのかな、と感じています。これについては、多動力でも少しふれられていました。

修行を受け入れる側の経済状況を含めて考えると、少しでも早くいい仕事をさせなければ採算が合わない、という現実があります。なので、回りくどいことをせずに、エッセンスをどんどん叩き込まれることが多いように感じます。あくまで主観ですが。

そういう現状を踏まえると、修行しながら学ぶことが非効率的だとは一概に言えません。少なくとも僕自身は、自分が携わる業界に関しては、修行した方が効率的だと考えたわけです。

まとめ

堀江さんの「寿司職人の修行は無駄だ」という意見に対し、修行中の僕なりの意見を書いてみました。もちろん、石の上にも三年的思考を打ち砕く極論として「寿司職人の修行は無駄だ」というワード使ったことは承知しています。その上で僕の考えを述べてみました。

まぁ、まとめると、文章を書いて修行の意味や価値を再確認しないと落ち着かないほど、脳天揺さぶられる刺激的な一冊でしたってことです!

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